以前は謎の爆発により沈んな陸奥について語ったが、今度は清霜の過去について語る。
「夕雲型駆逐艦のラスト、十九番艦の清霜です。
浦賀生まれですよ。もう、そうとう辛い戦局の中で生まれたの。短い間だったけど、縦横無尽に活躍したわ。
凄惨だったレイテはもちろん、あの礼号作戦にも参加したのよ！どう？」
これが艦これの清霜のセリフであるが、それらのうちのいくつかはあまり穏やかではない。
初松の図書館ラインはとても記憶に残っている。
「陽炎型駆逐艦、初風よ。
ブーゲンビルで妙高姉さんとぶつかって、艦首をばっさり切断…
で、航行不能になったところに集中砲火くらって…怖い…怖すぎる妙高姉さん…」

初風が重巡洋艦の妙高とぶつかった恐ろしい事故である。
「特型駆逐艦4番艦の深雪さまだよ！
演習中に他の駆逐艦とぶつかって事故っちゃったこともあるんだ。
まー、でもやるときゃやるぜ。みてなって！」
電の説明「電（いなづま）は、優しくて穏やかな性格の艦娘。
慌てんぼうで、よく人とぶつかってしまう一面も。
長身で素敵な女性を目指して、毎朝牛乳を飲んでいる。」
これも史実で深雪と電がぶつかってしまった事故がもとである。

正規空母の赤城と加賀は1942年6月にミッドウェーの海戦に参加した。
日本人は悲惨な運命に終わった。
空母たちの悲劇的な運命は図鑑だけでなくゲームのセリフを通しても言える。
赤城：
攻撃：「第二次攻撃隊、全機発艦！装備換装を急いで！」
小破ダメージ1：「真上…直上！？」
小破ダメージ2：「きゃぁっ！誘爆を防いで！！」
中破、大破ダメージ：「一航戦の誇り…こんなところで失うわけには…」
轟沈時：「ごめんなさい……雷撃処分……してください……」
赤城は米国の航空機に爆撃されたが、デッキは燃料補給と再武装の飛行機でいっぱいであった。
その結果、多数の二次的爆発と火災が発生し、彼女の行動が妨げられた。
彼女は駆逐艦からの魚雷にかき乱された。
加賀：
小破ダメージ2：「甲板に火の手が。……そんな。」
中破、大破ダメージ：「飛行甲板に直撃。そんな……馬鹿な。」
轟沈時：「赤城さん……あなたが無事ならいいの……先に逝って……待っているわね……」
加賀は1942年6月4日、赤城の前日に複数の爆弾で窮地に追い込まれた。
加賀のデッキは燃料と弾薬でいっぱいだったが、攻撃された空母達を、炎と爆発の地獄が待っていた。

さて、次は、日本のインターネットやコミケにある自己出版された、アマチュアのマンガ作品、同人誌を紹介する。
艦これ 同人誌はかなり人気を博し、東方Projectの同人誌にも匹敵している。
それの多くは、HENTAI（変態とは別物）であって、（この "ヘンタイの論理"はただのジョーク）だが、読んだりする価値のある同人誌がある。
すべての艦娘は史実に基づいた物語を持っている。
しかし、私がこの同人誌を分析すると、 "彼女が見たこと"の言葉やイメージのいくつかは、私にいくつかの場面を思い出させた。

暁型の特型駆逐艦、雷のキャリアは、他の多くの日本の駆逐艦に似ている。
彼女は1944年4月に沈没して米国の潜水艦によって完全に敗れるが、しかし、雷は1942年3月2日の出来事のために注目に値する。
前日のジャワ海第二戦は日本の勝利で終わった。
米海軍の駆逐艦USS Popeが爆撃機によってまもなく沈没した一方で、英国海軍大型巡洋艦HMS Exeterと駆逐艦HMS Encounterが砲撃により沈没した。

3月2日の広大な昼間には、雷船長の工藤俊作が、エクセターと遭遇から400人以上の生存者を救出するために、敵の潜水艦による攻撃を受けた。
雷の姉妹船、電は、エクセターから376人の生存者とポープから151人も救助した。
これらの出来事は、2つの駆逐艦のいずれかが各連合軍の乗組員を救出する責任を負ったとしてソースが矛盾するので、少し掘り下げるのは難しいかもしれない。

「少女が見たモノ」は素晴らしい同人誌である。
それは、戦争の言い訳を使って敵兵を惨殺する高位を正当化した、日本の海兵を戒めた工藤艦長のと船員の松本氏の物語である。
工藤艦長が被災者を救出しているときに、船員の松本も海に沈む英国兵を救うために水中でダイビングした。
戦争に苦しむ松本の胸のポケットの中に入れられた両方の写真は、彼の妻と子供のもの。
そして、松本は以前助けた英国兵がこうつぶやいたと語る。
「アリガトウ」
艦これは、なぜそれが擬人化された船でなければならなかったのか？なぜ船の女の子？
それは、船乗りが女性の船を参照する傾向があるという事実を部分的に活用したジョークで、蒼き鋼のアルペジオも同じ傾向があるが、そのことが2つのテーマと結びついている。
まず、人格化は何か？第二に、人格化は何を目指しているか？

それは人格を与えられた事により、艦娘はより個人的なものになっている。
実際に駆逐艦雷に乗った男たちは、仲間を家族と同じように考えていた。
雷のために、乗組員達は最初は自分達のことをしか考えていなかった。
その人たちを救うためにに、その日にどのように誇りを持ったのか。

艦娘の雷が誇りに思っているのは、雷の乗組員だったに違いない。
そのことは雷のセリフから見て取れる。
「スラバヤ沖海戦では駆逐艦電と一緒に協力して、沈没した敵艦隊の生存者の救助に当たったのよ。
ただ強いだけじゃ、だめだと思うの。 ね、司令官！
私は強さだけでは十分ではないと思う、司令官！」
このことにより、艦これの雷は外見以外に性格の個性を与えられた。
雷が同じように考えれば、この家族関係の意義は高まるだろう。
雷が同じような誇りを感じるだろう。