地価が下がって得した人と損した人11

株式市場のアップによる金融資産の増加とは?
人々は、株価のアップに伴い資産が増加したと考えているのは間違いか?
日本の金融資産は1300兆円、本当は何も意味しなかったと思うのだろうか?
そのような金融資産や不動産の増加は、実際に購入可能な商品およびサービスが増加してこそ意味がある。
金融資産は実際の資産の交換チケットのみであるためだからだ。
過去のロシアの食品流通用の切符は、交換できる品物がなく、使っても幸せではなかっただろう。
国民が実際に商品を受け取ることができないことを知っているからだ。
交換チケットの対象は、現在世界にないものも何でもかまわない。
宇宙旅行のチケットになることもできる。
将来私たちが宇宙旅行をすることができれば宇宙に行けるという、未来への約束だ。
NASAがアメリカで発行したものであれば、みんな信頼するかもしれない。
その時間を超えて将来の消費を交換するチケットでもいい。

株式の公正価値には、将来のかなりの期待もある。
消費を抑制する代わりに、将来はもっとすごい消費する権利を購入していると言えるだろう。
それは合理的で、それに応じて株価も高価になる可能性がある。
だが、例えば、現在の株価が将来2倍の消費を約束すると仮定すると、株価がアップして3倍になったと仮定すると、約束を信じますか?
もしくは、製品の3倍が実際に交換されたと思うか?
もしくは、宇宙開発事業団によって発行された宇宙旅行のチケットを信じるか?
あなたがそれを信じることができないならば、株価があまりにも高くなっている。

ある理論では、1999年末現在の日本人の金融資産の総額は1,300兆円を超えている。
本当は、借金もあり600兆円未満の控除で推計されているとすると、日本人は600兆円のお金を持っている。
600兆円は日本の1年間のGDPよりも大きい。
だが、その600兆円、現在の600兆円と同じくらい使えるか?
理論的にはできるが、本当はどうだかわからない。

世界には、実際に購入できる商品やサービスよりも多くの金融資産があり、つまり、お金が残っている可能性がある。
それができたのが、人々はすぐに買いたい、購入しなければならない商品やサービスが、予想外に少なくなっている。
過去とは異なり、日用品の生産は十分に大きく、安く輸入することができる。
このため、今日の生活は日常生活に必要なものを買ってもかなりのお金がかかる。
自動車や耐久消費財などの高級品、私は残りのお金から買いる、ある程度満足しているので、今すぐ購入することはない。
現在のように将来の価格が安くなるという期待があるならその傾向は大きくなる。
だから十分なお金があっても、そのお金は消費には行かないで、将来のための準備金として金融資産になる。
実際の商品やサービスの価格を引き上がらないが、金融資産の価格がアップする。
人々が所有する金融資産の総額が増加している理由だ。

だが、金融資産は増加しているが、実質資産はあまり増えていない。
将来的に本当に取引できるかどうかわからない交換券を購入し続けている可能性がある。
それは現在の状況では最良の考えかもしれない。
株価がアップすれば、見かけの資産価値は増加する。
誰かがこの株の仕組みに気づいて株を売っていない限り、私の交換券の価値は高額になったままである。

アドマックス