地価が下がって得した人と損した人9

株を売買するということは、株式の買い手に所得移転した。
しかしながら、この場合、まだ株式を売却していないので、実際は、所得移転はまだ行われていない。
あなたの機会損失10万円は、それはまだ誰にも知られていない潜在的な株式購入者に移った。
しかしながら、その間に経済に特別な変化はない。
株価が下がっても、実体経済に直接影響を与えるものではない。

株価が上がっても、その背後にある商品やサービスの量は変わらない。
私は大きな地震があった時は分からないが、わずか数日で短期間で10兆円の財やサービスの量が突然減少ことはないろう。
言い換えると、株価が上昇し、下落したとき、株主や売り手と株を買おうとしている人との間の所得移転の影響のみが存在する。
このため、株価が上昇している場合でも、日本の国益は増加していない。
株主がお金を得て、購入者がたくさん購入させられればその分失っていることを意味する。

株式の価格はどういう意味だか?
あたかも株が役に立たないと言っているかのように思う人がいるかも知れない。
だが、事前に言っておくが、株式や株価は何の意味も持ってわないわけではない。
株は投資リスクを制限し、リスクを多くの人々に分配することにより、人々がより簡単に投資できるようにする仕組みがある。
そして、株価上昇によるキャピタルゲインがあるため、管理収入を経営者に要求する資本家の圧力を強化し、資本の効率のいい利用を発達させる部分もあることは事実だ。
それで、将来その会社によって生み出される収入が増加するならば、会社の株式価値が上昇したという意味だ。
株価は、企業の現在価値であり、会社の収益性が高まるにつれて株価が高くなるのは普通のことだ、このようなことは否定しない。

しかしながら、株価は日々上下し、場合によっては、数日で株価が突然変化することがある。
過去数日間、将来の収益が劇的に変化する理由は多くないろう。
当然、面白い便利な製品がリリースされたとき、逆に、突然の事故や災害により工場が閉鎖された場合、将来の収益予測は変わるだろう。
今後の企業利益は、それはあまりにも不透明である。
その株価に対する期待値が、外部の環境変化とニュース、または人々の行動によって影響を受け、実際の収益動向よりも変動が多くなることがある。
だが、将来の収益自体、特別な状況がない限り、数日で急速に変化することはない。
結局、少なくとも短期的には、本来のはずの会社の価値はではなく、より不確実な人々の期待が変わるにつれて変動すると言われている。
株価のすべてに喜んでいるのは馬鹿げている。

株価が高くて10万円余分になったと感じた時でも、実際に売っていないため、10万円を得たわけではない。
この意味は、投資の世界の人々にとって、それは日常的に理解できる「感覚」であり、それは多くのエコノミストに逆説的なエコーをもたらすだろう。

だがこれはあなたが実際は上記の機会損失は起きていないないのだから無視して良いではない。
含み損も損失であり、本当に損失が発生した場合と同じように考える必要がある。
このため、その機会損失を回避しようとする必要がある。
逆に、実現していない含み益であっても、それは実際の利益と同じだ。
このため、それが販売されていない場合でも、資産の鑑定評価額が10万円高いときは、資産評価額が10万円低いときよりも豊かでなければならない。
それが経済学の教えだ。

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