前日、日経新聞だったと思うが、あるクリーニング企業のチーフのレジュメが載っていた。
その方は、ある経済界の方から「清掃がうまくいかない企業は伸びない」と言われ、その理念がきっかけで今の企業を立ち上げたとおっしゃっていた。
この単語を聞いて、「なるほどな」と思いた。
今の企業を見ていると、清掃の大切性に対する意識が高くないように感じる。
いつも17時過ぎにクリーニング業者が来るのだが、清掃機を片手に机の間を闊歩するだけ。
私が重要な電話をしているときに清掃機を止めて静寂にしてくれるとは思わないが、清掃機が常にかかっているにもかかわらず、移転してから一度も机の横や下を清掃したことがない。
机の上も一度も拭いたことがないので、気を抜くとシャツの袖が黒になる。
仕方なく、私自身用に化学雑巾とちり取りを用意している。
きっと、そんな企業には何か問題があるのだろう。
さて、清掃機の話である。
実は近頃、訪問販売員が家にやってきて、高価な清掃機を売りつけられた。
自宅の騒動は何なのか？というのが今回のテーマだ。
ある日、勤労中の妻から電話がかかってきた。
私は彼女に「高価な清掃機を買ったんだけど。と聞いたのだが、「大丈夫か？
それがケースの発端だった。
何も問題はなかったのだ。
実際、始めては夫も「かまわないよ」と答えていた。
しかし、何か違和感があったのだ。
聞いてみると、いつも妻に用心するように命じていた訪問販売員から買ったという。
価額を聞いてみると、さらに驚いていた。
せいぜい10万円くらいろうと思っていたのに、30万円以上になってしまった。
その清掃機はアメリカ製で、主にアメリカでの訪問販売で売られていたのだが、商品そのものは本物のようだった。
どうやら、商品そのものは本物だったようだ。
しかし、その企業の業績は下落していた。
株式バザーが活況を呈している米国で、同社の株価は50％以上も下降し、事業膨張に失敗したことがわかる。
同社は「清掃機は30年使える」と言っているが、企業そのものが30年持つかどうかは疑惑である。
もうひとつわかったことは、この清掃機のアメリカでの価額は1,200ドルから1,600ドルだということだ。
つまり、日本での販売価額はアメリカの約2倍ということになる。
私の家の有効クリーニングエリアは約30平方メートルだ。
ユニットエリア当たりの清掃機の価額は10,000円だ。
日本で約100平方メートルの大きな家に住んでいる人は、通常の清掃機を買うと5万円くらいするので、ユニットエリア当たりの価額は500円くらいになる。
仮にアメリカの家が200平方メートルだったとすると、この贅沢清掃機を何台使っても、ユニットエリア当たりの価額は1,000円を下らない。
つまり、この簡単な試算では、わが家は日本の通常ホームの20倍、アメリカの清潔なホームの10倍もの出費をしていることになる。
高価な清掃機を購入するところが、妻らしい。
他のホームよりも清掃に興味があるというのは、前出のクリーニング企業経営者に言わせれば、本当にすごい考えだと思う。
他のホームの妻なら、夫に隠密で宝石や毛皮の単一でも買ってしまうかもしれない。
ほら、スイートテンダイヤモンドのCMで、妻が夫にダイヤのネックレスを見せながら「これ、私が買ったのよ」と言うじゃないか。
そんなものを買わずに、自宅を清掃するための清掃機を買ってくるところが、妻らしいというか、許せるところだ。
気になったのは、それが訪問販売であることだ。
もちろん、訪問販売がすべて適当悪いわけではない。
富山には薬売りもいるし、訪問販売しかしていないけどトップクラスと言われる化粧品企業もある。
しかし、中には「ネズミ講」として名を馳せた企業もあり、その多くは本当の姿がつかめず、不良品を騙して買わせた後に消えていく。
つまり、夫の考えは、「よく調べて、買って失敗しても後悔しない金額に抑えたほうが安心」というものだった。
ところが妻は、自宅で少額とは言えない金額を、今まで聞いたこともない企業にさっさと使ってしまったのだ。
他企業の清掃機と比較した形跡もなければ、販売企業を調べた形跡もない。
彼女はただ、「吸引力が手ごわいね。
フィルタもついているので、外気清浄機としても使える。
30年使えるので、決して高くはない。
これは、単なる営業マンのセールストークだ。
そんなにすごい商品なら、テクノロジー力のある日本の家電製造工場が模倣をしないわけがない。
似たような商品があるはずだ。
実際、吸引力の高価な商品はあるし、フィルタを搭載しているものも少なくない。
それでも、日本の清掃機は10万円もしない。
もしかしたら、この米国商品はビジネス用のさらにパワフルなタイプかもしれないが、そうだとしたら、こんな限界なホームで本当に必須なのだろうか。
よく見ると、当社のクリーニング企業で使用している日立の清掃機と同じような、丸いゴミ箱型の清掃機であることがわかる。
しかし、この形状では、日本の限界なホームの中では、足があちこちに引っかかってしまい、無料に動かすことができない。
そこで、日本語は痩せたな形や球体、縦長など、さまざまな形を工夫してきた。
つい前日、鍋を売る訪問販売員が自宅にやってきた。
実は、妻が営業マンに「これ、●●という訪問販売企業のようだね」と言ったんだ。
しかし、営業マンは「うちはメンバー制を売りにしている企業で、他の人には売らない」と言った。
しかし、営業マンは「私たちは、お客さまにメンバーになっていただいて、それを他の人に販売することはない。
純潔に売っているのだ。
すると、妻は「この清掃機は本当にいいものだ」と気づき、まるでマジックにかかったように清掃機に魅了された。
ここで経済学の基本に立ち返ろう。
物の値は、決して目的的なスタンダードで決まるものではない。
また、生産コストで決まるものでもない。
清掃機の値を、その人がどれだけ感覚るかが問題なのである。
例えば、ある宗教団体が訪問販売した壷は、100万円もした。
その宗教を信じない人にとっては、その壷はガラクタにしか見えないかもしれないが、その宗教を信じる人にとっては、100万円以上の値がある。
近頃テレビで商品化された某版画家の作品は、プロのバザーではあまり評価されないそうだが、美女に声をかけられた新宿の即売会では、50万円ほどの価額がつくという。
それでも売れるのは、本人が「50万円以上の値がある」と感じているからで、他の人がとやかく言うわけにはいかない。
このケース、上記のようなアート品ではなく、清掃機というごく通常的な商品であり、その違いは、同じような効果を持った商品が5万円程度でたくさん出回っていることだが、わずかな効果の違いに25万円という値を見出すなら、経済学的にはおかしな判断ではないね。
したがって、この点については、妻に文句を言うことはできない。
しかも、私自身の儲けで払っているのだから、文句のつけようがない。
夫としては、妻と私自身の好みの違いを感じ、こんなショッピングはしないろうと思うしかない。
まあ、例のような瓶を買うよりは安かったので、安心すべきなのかもしれないが。
ところで、もうひとつ気になったのは、妻が月割り払いを選択したことだ。
始めては商品の価額を言ったがらなかったんだ。
月々3,100円なんだ。
そんなに高くはないろう」。
たしかに、そんなに高くはないような気がする。
企業で飲んでいる缶珈琲の代金は月2,000円くらいし、このオンラインプロバイダーの代金は月1,000円だ。
考えてみれば、いつもそれくらいの出費はしているのだ。
でも、それを安価なと思わせるのが営業マンの腕の見せ所だ。
商品の価額を知ってからよく考えてみると、月々15万円弱の分割面倒料を含めて45万円遠くなくを、毎月3,100円の同等払いで支払うことになり、約12年間支払い続けなければならないことに気づきた。
仮に30年使えると謳っていても、永続的性は5〜6年と考えるのが通常だ。
12年かけて支払うというのは、計上的にあまり健康的とは言えない。
しかも、この時期は利率が高くない。
30万円投資して15万円儲けるには？
手持ちのお金がないケース、運がいいのか適当悪いのか、配当ファンドが操作先もなく転がっていることがある。
なぜ月割りで高価な面倒料を払うのか？
余剰ファンドの操作によほど自信がない限り、今のような高利率でプラス借入をする子細はないはずだ。
やっぱりのところ、妻は見てくれの支払額を低く見せるテクノロジーに騙されているのだ。
営業マンは、当初の希望小売価額から数万円の値引くを提示し、価額を下げる励みをしたかのようなポーズをとっていたが、考えてみれば、米国での販売価額の2倍であり、値引くしても10万円以上の粗利が出るほどの価額である。
しかも月割りにすれば利息もつきやすく、さらに5～10万円のキックバックがあるかもしれない。
妻は割引分を返済している。
まあ、いくつか疑惑が残る点もあったが、妻は普段あまりショッピングをしないので、たまには仕方ないかな、と思いた。
そのお金があれば、アジアへの外国旅行や、私がとても好きなヨーロッパへの旅行だってできるはずからね。
でも、それは私のホビーであって、妻のホビーではない。
高価なクラス料かもしれないと考えようと思ったが、妻が私自身の判断で買ったものだから、仕方がない。
ところが、私の発言に妻はキレたようだ。
私の嫌味をよそに、彼女はクーリングオフの手続きを取ることにした。
私は妻を地縁の電気店に連れて行き、最新効果を搭載した日本製のハイ力できれいな清掃機（約5万円）の購入を勧めたが、妻はあっさり断った。
慌ただしいいつもでも、7つの習性を読んで、無上の暮らしを手に入れよう。
この夏は、義母の急病や私自身の損傷など、外見のことで忙しかったが、旅行がない分、私にとっては珍しく読書をするチャンスがあった。
