今のゲーム世界にアナログスティックを広めたのは間違いなく任天堂64だろう。
だが、アーケード（ゲームセンター）のものはすでにアフターバーナーやミサイル（セガ）など、角度を調整できるものはすでにあった。
アナログスティックは、 コンソールビデオゲームの卓越性と使い方の両方で十字キーを大幅に凌駕している。

ビデオゲームでは、アナログスティックがしばしばゲームオブジェクト、通常は再生可能なキャラクタを移動するために使用される。
通常はキャラクターの周りにカメラを回転させるために使用することもできる。
アナログスティックは、ゲームに応じてさまざまな機能を提供することができる。
今日、多くのアナログスティックは、より多くの機能を可能にするために、コントローラの通常のボタンのように押し込むことができる。

その使用は、8つ以上の方向が必要な3Dゲームで一般的だ。
3Dゲームで十字キーを使用すると、移動する能力が大きく制限される。
たとえば、スーパーマリオ64のような3D プラットフォームのゲームでは 、3Dスティックを使用することで、マリオを前後左右に動かすことができる。
十字キーで操作できるゲームもあるが機動性は著しく下がる。
スーパーマリオカートなどの初期の疑似3Dゲームの中には、その方向にキャラクタを動かすために、キャラクターを回転させるために十字キー上の左右の方向を割り当てることによって表現している。
しかし、これはキャラクターが紡績中に動くことができず、方向を変えながら同じ場所に立つ必要があるため、独自の問題を作り出した。
一般に「タンク制御」と呼ばれる。
アナログスティックの普及に伴い、前述の十字キーの限界がなくなった。

デュアルアナログスティック
ソニーのプレイステーションデュアルショック（1997年）
2つのアナログスティックは、1つのスティックよりも優れた機能を提供する。
最新のゲームコントローラの中には、左のスティックが十字キーの左上に位置し、右のスティックがフェースボタンの左下に位置するものがある。
この構成のファーストパーティコントローラには、 任天堂GameCubeコントローラ 、 Xboxコントローラ 、 Xbox 360コントローラ 、 Xbox Oneコントローラ 、Nintendo Switch Joy-Con （1つのコントローラとして使用）、Nintendo Switch Pro Controllerなどがある。

他のコントローラには、左の親指位置に十字キー、右の親指位置に攻撃やジャンプなどに使うボタンがあり、アナログスティックがその下にあり、両側の中央に近い対称構成の2つのアナログスティックがある。
Xboxでは十字キーとスティックの位置が逆である。
ソニーのPlayStationシリーズアナログコントローラ、 デュアルアナログコントローラ 、 デュアルショック 、 デュアルショック 2 、 Sixaxis 、 デュアルショック 3 、およびデュアルショック 4は、この構成を使用し、残りのコントローラーレイアウトは元のデジタルプレイステーションコントローラに似ている。
Wii用のクラシックコントローラもこの設定を使用する。
Wii U GamePadコントローラのオリジナル構成には、十字キーとフェイスボタンの上に対称的に配置されたツインアナログ "Circle Pads"があったが、2012年5月にはクリック可能なアナログスティックを2つ持つように再構成された。

アクション 、 アドベンチャーゲーム 、 プラットホーム 、 シューティングなどのジャンルでは、左のスティックは通常、キャラクターの動きを制御し、2番目のスティックはカメラを制御する。
第2のアナログスティックの使用は、カメラが悪いポジショニングで有名であった多くの初期のプラットフォームゲームにおける問題を軽減した。
右のスティックは、第三者のゲームでのカメラコントロールを可能にするだけでなく、プレイヤーの視線と狙いをコントロールする最新の一人称シューティングゲームにとってはほとんど必須だ。
プレイヤーは動く。
ナムコの塊魂とその続編では、両方のアナログスティックを使用してプレーヤーのキャラクターをコントロールしている。

ソニーのPSPは、左手に付随する第2のアナログがない。
これは後で任天堂の3DSにも初期のものにはなかった。
任天堂はこれ以来、新しい3DSをリリースした。
これには、とりわけ、第2のパッドが追加されている。
プレイステーションVitaのフォローアップには、デュアルアナログスティックが搭載されている。
デュアルである最初のハンドヘルドゲームコンソールだ。
新しいニンテンドー3DSシステムラインは、デバイスの右側に「C-スティック」と呼ばれる第2のアナログコントローラを追加した。