研究批評を書く人のための序論4

研究批評を書く人のための序論

t f B! P L
外部妥当性
既存の知識に照らし合わせて、仮説を立てる方法と研究の仕方、論文の進め方は妥当なのか?

比較の可能性
他の研究との間の結を比べることはできるか?(共通の指標はあるのか?)
用語の定義は、一貫性があるかどうか?

帰着点
以前の研究で結論することが可能なのは何だか?
未だわからないことは何だか?
研究結果の間に矛盾がないか?

解決策
既存のいくつかの研究との間の矛盾対立は、どうすれば解決できるのか?(新しい解釈、対決実験など)
今までの研究が見落としていた問題はないか?

課題
将来的にどんな研究が必必須か?(これが自分の研究プロジェクトの意義を読者に納得させるのであれば、それでいい。)

関係ある研究
他の分野の知識と方法論で、役立つものはないか?
両方はどのように結びつくか?(類似/相違点)

応用
これまで得た知識は、どのような応用が考えられるか?
それでもレビューをどのように作るべきか、あなたに教えたい。

(1)題材となるキーワードを中心にして
マインドマップを描いてみよう。
初めは何の資料も見ないで、頭に重い浮かんだことを沢山書く。
そして、文献などから新たな知識や発想を得た場合は、それらを内包する描き
または再描画する。
しばらくの間、自然に、当該分野が持つ知識構造が浮かんできる。
マインドマップをありのままに文章にすると良い論文になることは限らないが、このような可視化の経験を介して、最低でも、あなたがその分野をみると、観点が完 成されてくるものだ。

(2)比較的技術的なレビュー(その分野で行われている研究をざっと概観する)時、次の手順がある。
まず、様々な基準によってこれまでの研究の特徴を比    る対照した次のような表を作る。
(ワープロもいいがスプレッドシートを使用すると、後で並べ替えを容易にすることができる。)

ターゲット
次にこれらの研究を、以下のような表を使用して分類しまとめる。
(この表は、見やすいように「言語」と「年齢」という二つの次元に沿った構成にしているが、より次元を増やすこともも当然できる。)
さて、この図の横方向に沿って論述を進めると、
・成人に関する研究
・英語をターゲットにした研究
・中国語をや日本語をターゲットとした研究
・子供をターゲットとした研究
という構成を考えることができる。

縦方向に合致した場合、
・英語をターゲットにした研究
・成人に関する研究
・子供に関する研究
・中国語をターゲットとした研究
・成人に関する研究
・子供に関する研究
・日本語をターゲットとした研究
・成人に関する研究
・子供に関する研究
という構成することができる(この並び替えは、研究の比較対照表をエクセルで作っておくと楽だ。)

このようなシミュレーションをしながら、どっちが使いやすいか、一貫性のあるレビューを書くことが可能かを調べることができるのだ。

文献の選定
最終的には全部の文献を丁重に読まないとレビューにすることができないことは当然だが、提案を考える段階では、そこまで手が届かないかもしれない。
最低でもレビューの中核の基本的な文献の重要なデータは、事前に読んで、その他の文献も、少なくとも要旨に目を通して、自分の雅文を書く目的にあっていること を確かめ、文献リストに含めるかどうかを決定しよう。
レビューの企画の解説の執筆の仕方
最初に企画の解説執筆してみよう。
(いくつかの要旨と重なるところもあるが、より詳細な解説を望む。)書いている間に頭の中がまとまってく。

企画の解説の基本的な構造
項目
執筆目的。
「私は○○を研究したい。
したがって、今まで書いた研究をレビューする。
これを選択した理由は、これこれこういうわけだ。
このレビューを通じて、私は〇〇を得た。」

人気の投稿

このエントリーをはてなブックマークに追加

プロフィール

こんにちは!ゆうすけと申します。このブログでは、さまざまなジャンルやテーマについての情報やアイデアを共有しています。私自身、幅広い興味を持っており、食事、旅行、技術、エンターテイメント、ライフスタイルなど、幅広い分野についての情報を発信しています。日々の生活で気になることや、新しい発見、役立つヒントなど、あらゆる角度から情報を提供しています。読者の皆さんがインスパイアを受け、新しいアイデアを見つける手助けができれば嬉しいです。どのジャンルも一度に探求する楽しさを感じており、このブログを通じてその楽しさを共有できればと考えています。お楽しみに!

人気記事

ブログ アーカイブ

テキストの遊園地、vimの全オプション

このブログを検索

人気ブログランキングへ


QooQ