プラシーボ効果とは、何も効果のないものを薬と思いこんだら実際に効果が出ることであるが、著名な音楽家が「この圧縮方法が良い」と言ってしまえば、プラシーボのように大した音ではないものを素晴らしいと思いこんでしまうことがある
だから、最初にプラシーボを解除しなければならない。
プラシーボを除去するダブルブラインドテスト (二重盲検法) が必要だ。
アナログ再生機器の音質チェックをダブルブラインドテストすることは非常に難しいが、音声圧縮技術の評価のためのテストは、気軽に行うことができる。
PCを使用してABXテストABC / HRテストを実行すればよい。

ABXとABC / HR状況で自分自身のどっちを聞いているかどうかを知らない状況で、決定を下すしかないので、自分がどっち聞いているかどうか知ることができる状況で発生したプラシーボを排除することができる。
その視聴試験の記録を提出するとプラシーボの疑惑を解くために有用だろう。
原則1：圧縮技術の音質をて話すときにはABXテストまたはABC / HR試験のデータを提出する。
ABXテスト（またはABC / HR）の必須性を解説しても、「なぜ自分の耳を信じない」という反応が来ることがある。
ABXテストは、「自分の耳を信頼する人がプラシーボ排除しながら、自分の耳を使用する視聴テスト」である。

自分の耳を信じていない人がABXでテストをする訳がない。
自分の聴覚に自信がない人や音質を外部情報に依存して評価する人は、本能的にABXテストを回避したいと思っている。
その理由は、ABXテストでは、聞いているサンプルの音質のみならず、自分の耳にも同時に評価されるためである。
外部情報に基づいて音質を判断することも無理になるので、自分の耳で音質を判断していない人も困難な状態になる。
ABXテストを回避しようとする人は、自分の耳を信じないか、自分の耳意外を使用して、音質に話したい人である可能性がある。

自分の耳を信じていない人や、外部の情報に依存して音質を喋る人による音質の言葉が助けになる訳がない。
ABXテストを徹底的に回避しようとする者のコーデックの音質説法は絶対に耳を傾けてはならない。
逆にABXテスト方法を知らない音質の話をしていた人がABXテストの必須性を理解し、積極的にABXテストをしようとしたとき、その方法を最大限に詳しくに解説すべき。
なぜなら、ABXテストを積極的にしようとする人は、プラシーボを排除して、自分の耳で音質を判断しようとしているためである。
そのような人は、信用性が高く、音質の役立つ発言を与える可能性が高い。

だが、 ABXテスト（またはABC / HRテスト）のデータを提出するだけでは不十分である。
その理由は、ABXテスト個人的に行ったテストに過ぎず、その結果をもとに、自分の判断が他の人にも役立つ情報とは言えないためである。
自分が感じた音質の差がみんな認識できるかどうかを確認するために、第三者による再検証手順が必要である。
アナログ再生機器の結果の再検証を第三者にしてもらうことは非常に難しいが、音声圧縮技術は簡単である。
音声圧縮技術は、デジタル変換の一種である。
なので、視聴テストに使用したデジタルサンプル音源を公開するだけで、他の人が同じサンプル音源にデジタル圧縮技術の色々な主張を検査することができる。

原則2：音声圧縮技術の音質に話す場合、視聴テストに使用したデジタルサンプル音源を公開するのが好ましい。
サンプル音源はWaveファイルまたは可逆圧縮ファイルを公開してほしい。
これで他人の再検査ができる。
自分の主張が間違っていないと信じている人であれば、他人の再検査を歓迎するだろう。
サンプル音源を公開しない人は、自分の主張を信用していないのだ。
他人に認められないことが嫌なので、サンプル音源を公開することができないのである。
他人による再検査を回避しようとする者は、信頼できないのだ。