ある意味最強の格闘漫画「地上最強の男 竜」

漫画

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"週刊少年マガジン"の過去を思い起こすと、まるで夢のような輝かしい瞬間がそこにあった。言葉で表すことのできない、その驚異的な輝き。それは「巨人の星」と「あしたのジョー」が同時に輝く時代、いや、それを凌駕する異次元の出来事が巻き起こった瞬間だった。
信じがたいことに、人々の肉を欲するという異常な欲望から生まれた漫画があったり、混沌とした舞台を形成した。何と言っても、あの「デビルマン」がその名を刻んでいる。その背後には、風忍という名の著者が在籍しており、永井豪の輝かしいアシスタント経歴を持っている。これだけで、彼の魂には「デビルマン」の血が流れていることが分かる。なので、この漫画を手にするなら、強靭な心を備えて臨むべきだ。現在、マガジンを魂のように崇拝し、らぶひなやネギま、UQホルダーといった平和な作品を賞賛する人々は、真の闘志とは無縁な存在なのだ。彼らにとって、「地上最強の男 竜」とは、遥か昔の物語に過ぎないろう。

この素晴らしい漫画の連載は1977年から始まった。その初回が聖マッスルの最終回と同号に掲載されたことは、まさに奇跡と言えるだろう。そして、この漫画のカバーを見れば、その異次元的な世界観が鮮烈に目に飛び込んできる。


無言でカバーを見つめるだけで、その意図が伝わるはずだ。真っ赤な背景に立つ不気味な男の姿。これを描いた人も、これを読む人も、おそらく一筋縄ではいかないろう。ちなみに、これは1996年に角川書店が再版したバージョンの表紙だ。なぜこの復刻版は、こんなにも奇怪なデザインを採用したのだろうか?中央に立つ仮面の男、彼こそが「地上最強の男 竜」の主人公。だが、その周囲に描かれた図像は、不思議な気配を放っている。まるでマンダラのような観音像が、この物語の中に自己主張を持ち込んでいるようだ。しかし、主人公の仮面もなかなか異彩を放つものだ。彼の名は雷音竜(らいおんりゅう)。名前だけでも、何か凄まじいものを感じますね。では、彼は一体何者なのだろうか?その答えを探るため、漫画の最初のシーンを見てみよう。



これでもかとツッコミどころが満載。まず、「地上最強の男だ」という断言には、何の根拠も感じられない。また、「どんな奴も0.2秒であの世に送ることができる」などという謎の発言も、納得できないばかりか、奇怪さを増している。さらに、「武器は持たない。カラテだ!」という言葉も、一種の説明臭さを漂わせている。しかし、これらの奇怪な要素こそが、この作品の魅力とも言えるかもしれない。

だが、もっと注目すべきは、これらのセリフや描写が、まさにこの物語のプロットそのものであるという事実だ。その中に隠されたストーリーの核心、それを理解するためには、少なくとも以下の3つを心に刻んでおく必要がある。竜は何か恐ろしい力を秘めている、仮面はその力を封じるためのもの、そして彼はその力を恐れる敵と壮絶な戦いを繰り広げる。これらの基本を押さえておけば、物語の進展が少なくとも理解できるだろう。問題は、その敵の正体だ。彼はギャングのボスではないし、悪しき科学者でもない。竜の敵、それは名高く、その強大さは異常なものだ。では、その姿をご覧ください!
驚愕の姿。ええ、彼こそが……何かとんでもなく強力で、残忍でありながら、その名も高い、恐るべき存在なのだ!見てください、その恐るべき敵、その姿を!彼はなんと、イエス・キリストその人だ!




まったくもって強大な敵。キリスト教を広めた人が、ほんの数言で「必ず殺す」と宣言するその姿は、いささか危険な臭いを放っている。奇妙なおっさんにしか見えないし本物のクリスチャンでも、むしろクリスチャンだからこそ、彼の登場に石を投げつけることさえ考えるかもしれない。

だが、事実は明らか。この人物こそ、イエス・キリストなのだ。その超常的な力は、何ものにも匹敵さない。彼の行為は、信じ難いもので、ありえないことを当然のように成し遂げる。ここにその驚異の一端を見てみよう!

なんと、イエスは竜を殺すだけでなく、死者を蘇らせるという、罰当たりな行為も可能なのだ!さらに驚くべきことに、世界で最も強い人物を2人も生き返らせた。その2人とは……!?


このセリフを読んだ瞬間、恐らく多くの人々の頭に浮かんだ名前だろう。初めて知る方もいるかもしれない。世界最強の男、それはなんと宮本武蔵とブルース・リーだったのだ。そして、この異次元の戦いの中で、竜の姿はドラゴンジャンプキックによって、細胞ごとバラバラにされ、あっさりと制圧されてしまいる。その後、悪魔の軍団を宇宙で打ち払い、この壮絶な戦いに幕を下ろす一撃を放つ。

宇宙から地球へと飛来する竜!その姿はまさに驚異の極みだ!その一瞬一瞬が、地上最強の証明であり、その力強さが感じられる。

そして、そのまま邪悪な総本山にパンチを!その瞬間、地上に轟音が響き渡る!
邪悪な総本山は破壊され、竜の怒りの拳が地球を揺るがする!
地割れに飲み込まれた邪悪なボスを倒し、そして不思議なビーム!更なる展開が待っている!

地球は割れ、悪は消え去った。これ以上の言葉はもう不要だ…

最後に、お知らせだ。2001年、双葉社から再び「地上最強の男竜」が復刻された!そして、2002年には角川から「ドラゴンHG」が登場し、さらに新作「新・地上最強の男のR-01」も続編として発売された!21世紀においても、地上最強の男竜の新たな冒険が読めるのだ。誰がこんな未来を予言できただろうか?

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