2011年に買ったスマホiPhone 4Sの使用感iCloud

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2011年12月現在のモバイル通信市場における最も注目すべきトピックは、まさにスマートフォン(以下、スマホ)の台頭である。しかし、私自身、屋外でインターネット接続が急に必要になる状況に直面することが少なく、予めネットブックとWi-Fiスティックを持ち歩いておけば、何とか事態を切り抜けてきた経験がある。

しかし、最近では県外への出張が増え、その際に新幹線以外の電車やバスの中でネットブックを使うことが少々不便なことが明らかになってきた(苦笑)。また、私の勤務するオフィスでも、スマホユーザーが急増し、気付けば私の周りのデスクは皆、スマホユーザーとなっていた(汗)。

そこで、私もついにスマホへの移行を決断することにした。これまで15年以上にわたり、docomoの携帯電話を使用し続けてきた関係上、できる限りdocomoから機種を選びたいと思っていたが、月々の基本料金と通信料金に加えて、高額な本体料金が上乗せされるため、最初の2年間の最低支払額が7,600円に達することもあるので、やや厳しい。

一方、SoftBank版のiPhone4S 16GBは、毎月の最低支払額が5,700円+通話料となる。32GBモデルの場合は6,185円+通話料で、私の場合は「のりかえ割」と「ただとも」プログラムが適用されるため、最初の11ヶ月間は基本料金の980円が無料となり、毎月の最低支払額は5,205円+通話料(32GBモデルの場合)となるはずだ(はず???)。

また、機種単体での比較でも、シンプルな使いやすさ、世界中で入手可能なアクセサリーの多さ、そしてオーディオの発展性などから、私はiPhone4sに魅力を感じ、ついにdocomoからSoftBankへのキャリア乗り換え(機種はiPhone 4S 32GBの黒)を決断した。

なお、au版のiPhoneを選択しなかった理由は、通信方式が特殊であり、料金がやや高いこと、そして以前auの携帯電話を使用した際の販売店の対応が極めて不満だったことも一因だ。(その経験があってこそ、docomoに乗り換えたのだ)

最初にSoftBankショップを訪れ、店員の説明を受けると、2011年11月中旬時点ではどのモデルも2~3週間ほどの待ち時間があるとのことだった。そのため、当日は予約のみを行い、帰路についた。(32GBの黒モデル)そして、予約から2週間後、ついに私もスマホユーザーの仲間入りとなったのだ。(笑)

初めて手にしたiPhone 4S、その印象はなかなか重厚で、手に持った瞬間、期待感が漂ってきた。その手ごたえは、予想以上にズッシリとしたもので、まるで一つの貴重な宝石を抱えているような気分にさえなる。

しかし、その美しさや手応えにもかかわらず、素肌のままでは持ちにくく、滑りやすいという欠点が見受けられた。したがって、何らかのカバーまたはケースを身につけることは、この洗練されたデバイスを保護し、操作性を向上させるために必須と言えるだろう。ちなみに、私は事前にレザータイプのケースを海外通販サイト(eBuy)から入手しており、デバイスの美しさを損なうことなく、安心して使用できる。

iPhone 4Sを手に取る以前に、我が家には息子用として購入したiPhone 3GSがすでに存在していた。その時、私は短い期間ながらそのデバイスを使用してみたが、その印象はウェブサイトの表示が遅いというものだった。そのため、以前のモデルに対する私の期待はあまり高くなかった。しかし、今回のiPhone 4Sに関しては、驚くほどのレスポンスの良さと、素早いウェブサイトの表示が魅力だ。これについては、通信速度の向上だけでなく、各種チップの処理速度が向上していることが影響している可能性もあるが、正確な詳細は不明だ。正直に言えば、以前のモデルであるiPhone 4や3GSを実際に使用した経験がないため、前モデルとの違いを正確に判断することは難しい。

液晶ディスプレイに関しては、以前のiPhone 3GSに比べて、はるかに滑らかで、ドットを感じさせない高解像度に進化している。この画面は、文字や画像が鮮明に表示され、視覚的な体験を向上させている。

また、iPhone 4Sには音声で操作できる新機能「Siri」が搭載されている。現段階では日本語には対応していないものの、英語発音を認識する能力は非常に興味深い。例えば、「今、何時?」や「明日の天気は?」、さらには「YAHOOを表示して!」などの簡単な質問に対して、私の拙い発音でも驚くほど正確な回答を返してくれる。しかし、直接目的のアイコンをタップするほうが、はるかに簡単で迅速だというのが正直な感想だ。

そして、ポータブルミュージックプレーヤーとしてのiPhone 4Sの優れた点は、基本的にiPodシリーズと共通している。しかし、私が特に魅力を感じるのは、外部のアンプなどに接続する際の利便性だ。実際、iPhoneはDock端子を通じてすべての入出力機能を提供し、さらに、外部アンプに音声信号を送る際には、イヤホン出力ではなく、音質面で有利なライン音声出力端子も備えている。一方、Xperiaなどの他のデバイスでは、外部アンプに音声信号を送る際にはイヤホン端子を利用しなければならず、これが多くのXperiaユーザーにとって課題となっている。事実、私の周囲にも、Xperiaを購入した後にイヤホン端子しか音声出力がないことに気付き、後悔する人々が少なくない。

付属の耳に入れる音楽聴くための小道具、その名もイヤホン、これがなかなかの音質を誇っており、あれだよ、相変わらずの音質ってやつだよ。でも、ここでポイント、このイヤホン、iPodの時代からおなじみの仲間たちとはちょっと異なる。なんと、この小さな音の楽園に、イヤホンマイク&リモートコントローラー機能が搭載されている。

実は、今回、iPhoneを手にするという嬉しい瞬間、それが店員さんからの熱心な説明で初めて、僕の知識の中に刻まれたのだよ。それで、ちょっと笑える話だけど、我が家の息子、まさかの状態。これまでの長い1年半、まったく気づいていなかったそうで。

ちなみに、本体のカバーを始め、保護フィルム、Dockスタンドなど、アクセサリー一式は、みんな海外通販(eBayとかだろう)で調達した。タッチペンだってモバイルバッテリーだって、そんな感じ。そして、びっくり仰天、これらのお宝アイテム、なんと日本国内価格の6分の1から10分の1くらいの価格で手に入れることができる。

でも、これだけじゃない。海外で販売されているアクセサリー類の価格をチェックしてみると、なんとも信じられないくらい、日本国内ではお高めに設定されていることを思い知らされるわけだよ。ただし、その代償として、発注から商品到着までに、ほぼ2~3週間という時間が掛かってしまうのが難点ではあるが、まあ、その価格差を考えたら、待つ価値は充分にあるってもんだ。

それに、価格だけじゃない、魅力的なアイテムがたくさん。日本国内では手に入らないものだって結構ある、これは大きなメリットだろう。

それで、スマートフォンを手にする前、僕は正直、屋外でネットに繋ぐ必要性はそんなに感じていなかった。でも、ここでポイント、スマホを手にすると、思いの外、外でのネット活動が増えてしまうものだ。

さて、まだまだスマホの奥深さを探りつつある段階ではあるが、これからいろんなことに挑戦していきたいと思ってる。いや、近いうちには、もしかしたら「モバイル関係」もしくは「スマートフォン関係」という独立したコーナーが当サイトに誕生するかもしれない。

さて、ここで一つ。2011年12月10日、大切な日だ。こちら、海外通販で購入したレザーケース。価格は、なんと送料込みでたったの170円。あり得ない、と言ってもいいかもしれない。そして、こちらは海外通販で手に入れたiPhone 4 Dock。なんと、日本国内で買うと定価で2800円もするのだが、送料込みで550円。しかも、背面にはオーディオ用のライン出力端子まで付いている。

さらに、こちらも海外通販で手に入れたUSB電源アダプター。日本で買うと2800円、でも、送料込みで120円(本当にそうなのか!?)。Apple純正品と見比べる限り、まったく同じように見えるが、お値段がまったく別物だ。ちなみに、このアダプターを使うと、パソコンのUSB端子を使う場合に比べて、充電時間が(理論上)約半分になるって知っていたか?

2週間使ってみて気がついたこと。iPhone 4Sを手にしてから2週間が過ぎた。まだたったの2週間だけど、もうだか3年くらい使っている気分になっている。馴染みの深さ、まさにこれがiPhoneの魅力なのかもしれない。この点について言えば、まず、iPhoneのユーザビリティ、人間工学的な観点から見ても、非常に優れていると言えるだろう。そして、これからの展開、この2週間の使用を通じて、気づいたことを細かく書き綴りたいと思う。

電波の強さについて。まず、一般的に言われていること、それはソフトバンクの電波の弱さについてだ。これは、私の周りでもよく聞かれる話題で、不満を持つ人も多い。しかし、私の住む地域に関しては、基本的に問題はないようだ。1年半前に息子のために3GSを導入した際、家の中でも電波の入りが悪いことがあったが、今ではその問題は解消されている。近所に住む知人も、ソフトバンク版のiPhoneを使用していて、最近になって家の近くに電波塔が設置されたと教えてくれた。

ただし、私の場合、職場での電波の問題が少々気になる。私が働いている事務所内には、私を含めて4人のiPhoneユーザーがいる(全員がソフトバンク版)。しかし、事務所全体でソフトバンクの電波の状態が良いわけではなく、窓際に座っている一人は問題なく電波を受信できるが、私の席は窓から最も遠い位置にあり、電波の受信が微妙な状態だ。場所によっては圏外になり、机の上に置いておくと電波を受信できるようになることもある(笑い)。以前はdocomoを使っていた時、携帯電話を机の中にしまっておいても問題なたかったので、ソフトバンクの電波の弱さは確かなようだ。幸い、私は基本的に仕事でiPhoneを使用することはないが、この事実は一考の余地があるかもしれない。

バッテリーの持ち具合について。さて、次に、iPhoneのバッテリーの持ち具合についてだ。具体的なバッテリー状態をモニタリングできる無料アプリ、「Battery HD+」を使用して、iPhone4Sの各駆動時間を調べてみた。

・スタンバイ時間:200時間

・音楽再生時間:40時間

・ビデオ再生時間:9時間47分

・インターネット閲覧時間(Wi-Fi):8時間48分

・インターネット閲覧時間(3G):5時間52分

・通話時間(2G):14時間

・通話時間(3G):8時間

・2Dゲームプレイ時間:3時間54分

・3Dゲームプレイ時間:2時間26分

実際に私の平日の使用状況を考えてみよう。朝、満充電の状態で出勤し、通勤時間中に約30分間、ウェブサイトの閲覧を行いる(3G使用)。仕事中は基本的にスタンバイ状態で、通話にはほとんど使わない。昼休みの約45分間は音楽再生に使い、午後から夕方まで再びスタンバイ状態だ。

そして、帰宅時に約30分ほど、朝の通勤時と同じようにウェブサイトの更新に費やする(3G回線を使用)。この程度の使い方では、通常、バッテリー残量は80%未満にはならない。しかし、興味深いことに、バッテリーの残量が85%ほどの状態から、2時間30分ほどのウェブサイトの閲覧(3G回線を使用したPCモード)を行うと、バッテリーが急速に減少し、残りは55%にまで減少した。つまり、Battery HD+による「インターネット閲覧:3G→5時間52分」という数字は、かなり正確なもののようだ。

iCloudには大きな可能性を感じる

iPhone4Sだけでなく、iOS5から導入された機能の中に、注目すべき「iCloud」が存在する。これは、5GBまでの無料ストレージ(データ保存領域)を、同じApple IDを持つデバイス間で共有できるサービスだ。要するに、自分専用の5GBのハードディスクがネット上にあると考えることができる。

このデータ共有は、iPhone同士だけでなく、Wi-Fi通信に対応したiPod touchやiPad、インターネット接続が可能なPCでも実現でく(Mac/Windowsに対応し、Windowsの場合はVista以降のOSにiCloudコントロールパネルのダウンロードとインストールが必要だ)。興味深いのは、個々のデバイスが起動中でiCloud共有がオンになっている場合、データがリアルタイムで共有される点だ。例えば、iCloudコントロールパネルがインストールされたWindows PCが起動中の状態で、iPhoneで写真を撮影すると、自動的にPC内の指定したフォルダに写真が転送されていく。

さらに、PCでiCloud用のブラウザ内でカレンダーに予定を入力すると、iPhoneのカレンダーにも同期される。この仕組みは、まるで自分専用のサーバーが雲の上にあって、そこからデータが降りてくるように感じられるため、iCloudのイメージイラストが「雲」であることは興味深い。

本来であればPC側のOutlookが受信したインターネットメールも共有化することができ、iPhone側でメールをチェックすることもできるのだが、残念ながらOutlook2007以降にしか対応しておらず、僕のOutlook2003では共有することができなかった。

この「iCloud」、現段階ではAppleとしても試験的な採用であると思われるが、更に回線速度やストレージ容量が増大すれば、もっと有効な活用方法が生まれるはずだ。例えば自分のCDから吸い出した音楽データなどをiCloud側にバックアップすることで、iPhone本体の記録容量とは無関係に大量のアルバムを屋外からiCloudにアクセスして自由に選択して聴く事も可能となるだろう。(iTunesによって購入した曲は現在でも既に共有可能)

以上、2週間の使用で判ったことを簡単に書き綴ってみたが、また引き続き気がついた事があれば随時追記していきたい。

今回、iPhoneによって離れた場所にあるメインPCを自在に遠隔操作する方法を導入してみた。これにより、外出先からでもメインPCの操作が可能となり、大いに便利さを感じている。

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